有床義歯の練習問題です。全部で5問あります。回答解説は一番下にあります。
問1:機能的人工歯の咬高傾斜角はどれか
- 0度
- 10度
- 20度
- 30度
問2:耐衝撃性に弱いのはどれか
- 陶歯
- レジン歯
- 硬質レジン歯
- 金属歯
問3:咬合堤の標準的な幅で間違っているものはどれか
- 上顎前歯部——-3mm
- 下顎前歯部——-5mm
- 下顎小臼歯部—–7mm
- 上顎大臼歯部—–10mm
問4:基礎床の製作に適切である材料はどれか
- 加熱重合レジン
- 常温重合レジン
- パラフィンワックス
- ユーティリティーワックス
問5:印象辺縁部の保護、所要の厚さにする操作のことはどれか
- リリーフ
- ポストダム
- 後堤法
- ボクシング
答えはこちら⬇️
問1:答え3
1:0度は非解剖学的人工歯のことです。無咬高歯とも呼ばれます。
2:なし
3:20度は機能的人工歯です。使用頻度が高いです。
4:30度(30度以上)は解剖学的人工歯です。天然歯に近く、審美的に良いです。
問2:答え1
耐衝撃性は歯科材料で陶材が一番弱いです。
問3:答え1
咬合床の標準的な幅は上下ともに前歯部は5mm、小臼歯部は7mm、大臼歯部は10mmです。
問4:答え2
適合が良い常温重合レジンが使われます。
問5:答え4
1:リリーフは粘膜が薄く咬合圧がかかると痛みが出る部分(口蓋隆起、下顎隆起、顎舌骨筋線)、粘膜が薄く変形する部位(フラビーガム)、神経や血管の開口部(オトガイ孔、切歯乳頭)、比較的新しい抜歯窩をシートワックスやパラフィンワックスを添加します。
2:ポストダムは上顎義歯の口蓋後縁の辺縁封鎖を確実にするためにつけます。作業用模型に付与します。これを付与することにより維持力が向上します。
3:2のポストダムと同じです。
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