歯科理工学練習問題②

歯科理工学

歯科理工学の歯科技工士向け国家試験対策の問題です。回答解説は一番下にあります。

問1:材料の性質とその内容で正しいものはどれか

  1. 弾性-ひずみが徐々に回復し塑性変形が少し残る
  2. クリープ-時間とともに変形する
  3. 展性-引っ張って伸びる
  4. 粘弾性-圧縮荷重で広がる

問2:歯科用合金で接触アレルギーを起こす原因のものどれか

  1. 亜鉛
  2. ニッケル
  3. チタン

問3:腐食に抑制する因子はどれか

  1. 異種金属に接触
  2. 結晶粒界
  3. 応力
  4. 分極

問4:印象材の性質とその内容で正しくないものはどれか

  1. アルジネート印象材-不可逆性の弾性印象材
  2. 寒天印象材-可逆性の弾性印象材
  3. モデリングコンパウンド-不可逆性の非弾性印象材
  4. ゴム質印象材-科学的硬化の弾性印象材

問5:寸法安定性に優れるものはどれか

  1. アルジネート印象材
  2. 寒天印象材
  3. 付加型シリコーンゴム質印象材
  4. 縮合型シリコーンゴム質印象材

答えはこちら⬇️

問1:答え2

粘弾性:ひずみが徐々に回復し塑性変形が少し残る

展性:圧縮荷重で広がる

弾性:引っ張って伸びる

問2:答え3

ニッケルコバルトは歯科材料の中でアレルギーの原因になります。

問3:答え4

腐食に抑制する因子は、分極貴金属元素の添加不動態化表面性状です。

また異種金属の接触、結晶粒界、応力は腐食の原因になります。

問4:答え3

モデリングコンパウンドは硬質ワックスを主成分とする非弾性印象材天然性の熱可塑性樹脂です。概形印象に使われます。

問5:答え3

付加型シリコーンゴム質印象材は反応副産物などが発生しないため寸法安定性に優れています

縮合型シリコーンゴム質印象材は反応副産物でエタノールを発生させるため寸法安定性は優れません。

アルジネート印象材と寒天印象材はハイドロコロイド印象材離液を起こすため寸法安定性は優れないです。

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