歯科理工学練習問題➀

歯科理工学

この問題は歯科技工士国家試験の練習問題です。全5問です。回答解説は一番下にあります。

問1:熱伝導率が最も大きいのはどれか

  1. 陶材
  2. 金銀パラジウム合金
  3. 義歯床用レジン
  4. パラフィンワックス

問2:可逆性の性質を持つ弾性印象材はどれか

  1. アルジネート印象材
  2. 寒天印象材
  3. モデリングコンパウンド
  4. シリコーンゴム印象材

問3:ビカー針を用いて測定する石膏の性質はどれか

  1. 混水比
  2. 硬化時間
  3. 吸水膨張
  4. 圧縮強さ

問4:残留モノマーが最も大きいのはどれか

  1. 常温重合レジン
  2. 加熱重合レジン
  3. ポリカーボネート
  4. ポリスルフォン

問5:歯科用陶材の成分と役割の組み合わせで正しいのはどれか

  1. フラックス——-熱膨張係数の増加
  2. カオリン———成形性の付与
  3. 石英————–透明性の付与
  4. 長石————–陶材の骨格

回答解説はこちら⬇️

問1:答え2

熱伝導率は金属>陶材>高分子(ワックス)の順で大きいです。

問2:答え1

歯科材料で可逆性弾性印象材は寒天印象材のみです。

問3:答え2

ビカー針で測定できるのは石膏の硬化時間です。またギルモア針でも硬化時間を計ることができます。これらの試験の名前を針入度試験法と言います。

問4:答え1

加熱重合レジンの残留モノマー量0.2~0.3%、常温重合レジンの残留モノマー量2~5%、ポリスルフォンは残留モノマーを含みません。

問5:答え2

フラックスは焼成温度を下げます。石英は骨格強さの付与です。長石は透明性の付与、主成分です。

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